2009年07月01日

ぼくは勉強ができない

・・・という山田某の小説を読んだことはないのですが読んでみようかと思っています。娘のテストの結果を見て。

娘が中学に入って初めての定期考査でした。ここらへんは2学期制なので、年に4回しかテストがないようです。だから自分の時代と比べることはできないのかもしれないけど、最初にその数字を見た感想は、
アレ?中学のテストって、こんな難しかったっけ?
・・・というカンジでした。
いや私も、高校の実力テストでは毎回数学は5点でした。100点満点で5点ですよハハハ。でもね、高校ってそうゆうものなの!きっと!たぶん!

それに比べて中学というのは、一応義務教育ですから、「学習の到達度」を測るのがテストの目的だと思うんですよね。だからきっと、平均点は60点とか70点とか、そのへんを目標にして出題されてるんだと思うんです。教育関係まったく詳しくないからテキトーですけど。

・・・だとしたら、この数字はなんなんだろう。
こんな数字、アタシ、「サ*エさん」ぐらいでしか、見たことないよ?(しつこいようだが高校時代は除く)
本人を問い詰めても、「イヤーこれ平均点、ぐらいじゃないの?」
みたいな、要領を得ない答しか返って来ません。
てか、本人に、まるきり、点数への興味がないようです。

どうなんですか。大丈夫ですか、うちの娘。
このまま塾にも行かずに電気グルーヴとパフュームと南米音楽とキンクスばっかり聴いてても大丈夫ですか。

あんまり不安になったので、つい書いてしまいました。
posted by ショコポチ at 15:05| Comment(7) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月28日

なんてこった

雨
例のドラマが今日終わったのだが、なんとなんと予想(希望的観測)に反して、最後まで全然(何が言いたいのか)わかんなかった!
なんだったのジュニア?なんだったの最後に出てきた植木屋。なんだったの途中から消えた弁護士。
「・・・僕はこれからも妹に振り回されていくのだろう」
的なおだじょの独白が終わった瞬間、声に出して「なんじゃそりゃあ!」と叫んでしまった。居合わせた友人夫婦も「Oh!」でした。これは、マジで、長*ま*みをファムファタルと勘違いした誰か(監督か脚本家かPDかだれか)の、私的な妄想を映像化しただけの作品なんじゃないだろうか。私の3ヶ月を返してもらいたい。
しかも雨のせいで?MXが全然映らない。
なんじゃこりゃあ!!

ビール
友人夫婦がアメリカと名古屋から来て新居と誕生日(まだ半月も先だけど)を祝ってくれた。タヌキが出そうな山の中のバーベキューガーデンでハッピーバースディを歌ってくれた。恥ずかしかった。ありがとう。嬉しくないけど。
でも場所は気に入った。森の中に離れが点在してて、提灯とか下がっててとっても昭和な感じで良い所でした。

るんるん
その友人がRCのCDをくれた。「シングルマン」「ラプソディ」「プリーズ」の3枚。アナログを持っているとなかなかCDを買いなおさない貧乏人なのでありがたかった。

たらーっ(汗)
実は先日、清水の舞台から飛び降りる勢いでミラクル★JETを購入したのだが、私の目測が甘かった。うちの掃除機の口径が大きすぎました。返品。ガッカリバッド(下向き矢印)

プレゼント
ので、気を取り直して、自分に贈るプレゼントとして、ホセ・ゴンザレスのCDを買おうと思います。20代の頃はアコースティック嫌いだったんですが。これが年をとるということなのかなあと思いますが、愉しみが増えるなら、年をとるのも悪いことではないかもしれません。

これ、前にぶちさんのブログに貼ってあったかな?いまさらですが、2年前のサマソニに行けばよかったです。
posted by ショコポチ at 23:35| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月24日

Speech Balloon

a long vacation.jpg
http://www.amazon.co.jp/LONG-VACATION-20th-Anniversary/dp/B00005HWVQ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1245811956&sr=1-1
http://www.youtube.com/watch?v=b7lXJ6Di-XA

夏になると、この曲を思い出す。そして、この曲を思い出すと、あのころよく着ていた服の、なぜか感触や匂いを思い出す。
今でいう裏原で買った、黄色いテロテロのヴィンテージアロハ、ざっくり編んだ麻のポロシャツ。ストロー素材のパナマ帽。どれも男の子っぽくて、子だぬき体型の私には似合わなかった。でもそんなものを、いっしょうけんめい着ていた時期があったのだ。古着のレーヨンから漂うプールみたいな匂い、麻や藁の日なたの匂い。それが私の、夏の匂い。

あのころの私は、彼を追いかけるのに必死だった。そのためにひどいことをした相手もいるけど、そんなこと気にならないくらい残酷で夢中だった。
同居していたJJに「乞食服」と呼ばれた私のワードローブの中でも、デュフィのような明るいプリントが控えめに散らされていた白いワンピース(確かラフォーレの地下2階で買った。ラフォーレは階が上がるほど店員さんが優しくなる。今は知らないけど。ちなみに志穂美さんは中2階におられたそうだ)に白い麻のニット、あるいはピンクハウスとは思えない地味なプリントの茶色いワンピース(でもよく見ると変な猫柄)あたりは、まだ男受けが良かった。

でも私は、彼の前ではそういう服は着なかった。パンクのくせに「女はやっぱりお嬢様」という彼の台詞を、諧謔ととらえていたのだ。イヤお嬢様は変なプリントのワンピースは着ないけど。彼のことを誰よりも理解している(これはストーカーにありがちな思い込み)と思っていたくせに、彼の言葉の本当の意味なんて考えたこともなかった。
彼はよく、サーモンピンクやミントグリーンの、テロテロしたレーヨンのシャツを着ていた。そのシャツを着ている彼が好きだった。痩せすぎでちょっと余っちゃってるシャツの、背中のハタハタ加減を、いつまでも眺めていたかった。

要するに私は、彼になりたかったのだ。Why Can’t I Be You?
だったのだ。一種の変質者だ。・・・逆の立場で考えたら、やっぱり嫌だ。

違う人間だからこそ愛せる、というひとつの(あくまでひとつの)真実に、私は若すぎて、馬鹿すぎて、気づかなかった。もちろんお気づきと思うが、これは別に服の趣味の話ではない。モテるモテないの話でもない。ジェンダーの話でもない。

彼とどれだけおしゃべりしたかわからない。神様はたくさんの時間をくれたのに、私たちの台詞は結局、中身のないフキダシのようなものだった。言葉はいつも、伝わらなかった。彼にも、私にも。
いま会えばそれを伝えることができるだろうか。でももう、彼の顔さえぼんやりとしか思い出せないのだ。もう彼は、ただの、遠い夏の日の「匂い」だ。

暗い海に向かって ヘッドライトのパッシング
君は泣いているのか もう遠すぎて何も映らない


透明で優しいのにどこか突き放した大瀧詠一の声は、まるでご詠歌のようだと思う。うっかりすると寝そうになってしまうけれども、それは、決して単なる心地よい子守唄なんかじゃないのだ。

posted by ショコポチ at 12:44| Comment(6) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月22日

HAPPY BIRTHDAY周先生

calender2005.jpg
毎年恒例の日がやってきました。
ばあちゃんの命日の6日後です(いやな覚え方)
最近はクラブでナンパしてたとかイヤ実は嫁と仲がいいとかそんなニュースしかなくて(周星馳には10年来の公認の彼女がいます)なんか萎える日々です。早く新作(西遊記?)が観たいです。
でも本当にやるのかなあ。もう47歳だぜ。少なくとも悟空は無理でしょう。(堺正章はあのとき、いくつだったんだっけ?)
47…その響きが自分にも重くのしかかる今日この頃です。
posted by ショコポチ at 12:35| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月18日

最近服部全蔵が好き

のんさんという素敵ガールから娘に
「モテない系として一緒にくすぶろう」
というエールをいただき
(勝手に解釈した上に勝手に書きました、すいません)
以前から気になっていた能町みね子さんのサイトを見てみた。

驚くほどうちの母子に当てはまるので少し嫌になった。
(とくに、ピンクが着れない、三低(低身長、低声、低テンション)、男の好みあたりはぞっとするほどだ。)
娘は「“好きなメガネ男子”に山田五郎、2票入ってるよ!」
と大喜びだが、(彼女の王子様No.2)
それは喜んでいいことなのだろうか。
とりあえず、本を買うことにした。でもブックオフで400円です。新刊買わなくてすいません。

本の内容を見てみないことにはわからないのだが、サイトを見る限りで一つ気になることは、
「モテない系男子はモテ系女子に走るのでモテない系女子が余る」
という理屈だ。
おおむね当たっているとは思うが、私の知る限りでは、モテ系女子がどうもダメだ、むしろ積極的にモテない系女子が好きだ。というモテない系男子は結構いる。すいませんねややこしくて。

彼らは決して負け犬的発想からそうなったのではないと思う。私ら(そう、そこのあなたです。ごめんなさい)モテない系女子がそうであるように、それはもう、性なのだ。オダギリジョーを愛するのと同じ濃さでアンディ・パートリッジを愛してしまう、
andy.jpg
いやむしろそれは業というべきか。

ただ、注意したいのは、彼らはいわゆるブス専とは違うということである。そこを意識しておかないと人間として何か大事なものを失う気がする。
うちの夫などはイモトアヤコが「素顔は美人」と聞いて軽く凹んでいたので、危ういところにいる。夫じゃなくて、私がだ。

posted by ショコポチ at 12:31| Comment(16) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月15日

ドラマがわからない

もともとTVドラマというものをあまり見ないたちなのですが、
数年ぶり?に、欠かさず見ているドラマがあります。
そして毎回困惑しています。

それはTBSで日曜の晩にやっている『ぼくの妹』というドラマなのですが、久々にオダジョが主演だというので、仕方なく見始めました。そしてオダジョがあまりに男前なので今も仕方なく見続けています。
しかし、これが、さっぱりわからないのです。
いや、話の筋とかそういうんじゃなくて。このドラマを見ることによって、何が楽しいのかがわからなくて困惑しているのです。

1回目は、人が死んで終わりになったりしたので、サスペンスなのかなーと思いました。2回目は、それとも兄弟愛か?と思いました。3回目からは、うーんもしかしたらドロドロの愛憎劇?と思ったんだけどやっぱりしっくりこなくて、もう4回目ぐらいからは思考を放棄して見ているのですが、傍でしばらく見ていた夫が「これ何が言いたいのかわかんねえ」と吐き捨てて部屋に戻ったので、フト正気に返りました。そうだよねえ、普通はそう思うよねえ。

ドラマは何か訴えたいテーマがあって成り立つものという前提自体古いのかもしれません。ハラハラドキドキすりゃあそれでいいのかもしれません。でもあんまりドキドキもしないんだよなあ。登場する女が全員ひとの都合を考えないタイプでイライラはするけど。あーこのかゆいところに手が届かない感じは何だろう。

いろんな本やアニメなどを簡単に説明する芸人さんがいるのですが(娘がいないので名前がわからん、すいません。
→たとえば「ドラ*もん」は「メガネを甘やかします」/「サ*エさん」は「メガネが誘います」
になります)
彼に言わせれば、このドラマは「お兄ちゃんが困ります」で終わりです。たぶん。

そうこうしているうちにドラマ自体がもう終わりそうなんですが、この私の所在のなさは、どうしたらいいんでしょう?
実はいま仕事でと某局のドラマ関係のテコ入れキャンペーンをやっているのですが、タイムリーというか皮肉というか。私がやっていいのかな。
それにしてもオダジョはあらためて日本一の男前だと思いました。表情が男前です。皮肉を言うときが最高です。
もうそれでいいや。

ところで先日NHKのBSでやっていたピーター・バラカンの番組を20分しか見られなかったのが心残りです。
posted by ショコポチ at 10:07| Comment(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月12日

今日のさんぽ

といっても、寝てるだけですが。
ウグイスの声がきれいに録れたので。

posted by ショコポチ at 11:52| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月10日

憧れのミラクル★JET

憂鬱な季節がやってきましたね。とくに現在私の頭を悩ませているのは、家中の湿気と猫の抜け毛です。(他のことでも頭を使うがヨロシ)
晴れた日にはカーッと布団を干してガーッと窓を開けて掃除機をかけてダーッと洗濯物を干してついでにカーテンも洗っちゃう、というのが現在の私にとっての最高に幸福な風景なのですが、こうジメジメしてると窓を開けるのさえためらわれます。そしてウダウダします。(問題は天気だけか?)
そして部屋の隅もカーテンの地上30cm部分も着ようと思っていたブラウスもふと見ると布団さえ、猫の毛に汚染されているのです。

そんな私に天啓が下ったのが、このブログを見たときです。
もともとこちらの大ファンではあったのですが、久々の更新がアフィリでびっくり。しかも「怪しい」と思わせる隙もない完璧な内容(私にとっては)。
ミラクル★JET、欲しえぇぇぇぇぇ。
そう思っていた矢先、TVショッピングでも同じ商品が紹介されていました。そちらは内容はつまらんですが(失礼)いろいろ補足説明があって、ぐいぐいと私の背中を押すのでした。

ところが、その数日後、やはりTVショッピングでこんな商品が。
こちらはなんと掃除機をかけながら紫外線殺菌もできるのです。この時期布団が干せなくて悶絶している干しマニアにはたまらない誘惑。しかし「スティック型掃除機」というものに私は偏見を抱いているので(いまうちにあるのがダメなだけ)吸引力に不安が残ります。

う〜ん。どっちも欲しい。しかし6月上旬といえば公務員(のようなもの)家庭にとっては1年でもっとも金がない時期。いやちゃんと貯金しておけばいいだけの話なんだけど。とにかく1万円以下でも悩みに悩んでしまうわけです。そしてその悩みをここに吐露してしまうわけです。

お時間のあるあなた、あなたならどっちを選びますか?本当ならこんなこと考えてないで明日打ち合わせのコピーのことでも考えていればいいわけなんですが、なんかどうも久々の仕事らしい仕事なんで、カンが戻らないというか、要するに集中できません。仕事って、どうやってやるんだっけか。
あ、こういうの、逃避っていうんだったかもしれませんね。
posted by ショコポチ at 10:37| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

みいこんこんの百合

yuri2009.6 (1).jpg

庭に百合があるとわかったとき、私はとても嬉しかった。
百合は大好きな花なのだ。
二十代ぐらいのころ、カサブランカを花屋でよく見かけるようになって、その優雅さに魅了されたが高くて手が出なかった。
もうちょっと年をとってからは、山百合が好きになった。毒々しい外見や強い匂いが嫌いな人もいるかもしれないが、私には可憐に映る。山のちょっと日陰になったところで我関せずという風情で生命を謳歌する姿が、自分勝手でおおらかな美少女のようだな、と思う。
だけど、私が百合を特別に思うきっかけは、記憶のいちばん底にある、ありふれた白いテッポウユリだった。

生家がもっとも金があった時代、私は池袋の一軒家に住んでいた。たぶん2歳から5歳ぐらいだっただろうと思う。以前にも書いたが、父が汚職の片棒を担いでいて、母は遊び呆けていた。
私にはいつも乳母があてがわれていた。一番覚えているのは私にザ・タイガースを教えてくれた高校生のかずこ姉さんだが、その前に、確か「みいこんこん」と私が呼んだ女性がいたのだ。

みいこんこんは、母の遠縁の女性で、本名を「みよこ」というんだそうだ。これは後年母から聞いた話である。
母の実家は岩手の寒村の出身で、村で一番の貧乏から、上京して出世頭に成り上がった。そうすると、こちらから呼び寄せたり、あるいは頼って上京してくる「遠縁」が後を絶たなかった。なんだか少し前の中国を見るようである。実際、叔父=母の弟の経営する会社の古株はみな、同じ村の出身者だ。みいこんこんも、性格のよさを見込んで、母が呼び寄せた若い娘だった。

みいこんこんの顔も、いまはろくに思い出せない。なんとなく、地味で大柄で、エラの張った女性ではなかったかと思う。だけど印象としてはすごく可憐な人だった。そのみいこんこんの、なぜか浴衣姿と白いテッポウユリが、私にとってはワンセットの「夏の記憶」だ。

なにがどうしてそうなったかはわからない。ただ、その夜、私はすごく泣いていたと思う。脚が痛かったのだ。
私は中学生ぐらいになるまで、三日とあけずに脚の痛みに悩まされた。膝と足首を中心に広がる、重く鈍い痛み。いまでは、それは「成長痛」というものだったのかなと思うが、それにしては長かった。「来るな」と夕方ぐらいからわかる。日が暮れると本格的に痛み出して、一晩中苦しむのだ。とくに疲れた日や、脚を冷やした日などはひどかったように思う。

みいこんこんは、とてもきれいな浴衣を着ていた。もしかしたら近所でお祭りがあったのかもしれない。彼女にとっては心弾む夜だったろう。それなのに、私は脚が痛くて泣いていた。みいこんこんは、一晩中、私の脚をさすってくれた。さするぐらいでとれる痛みではなかったが、多少薄らぐ気がするのだ。いまならとても申し訳なくて頼めないが、当時の私の全宇宙は痛みだけだったので、当然のことのようにそれを受け入れた。

部屋には白いテッポウユリが匂っていた。こぼれるような白百合が、闇にぽうっと浮かび上がって、辺りに低い雲のように香りがたちこめていた。飾ってあったのか、それとも庭にあったのか。記憶の断片には、テッポウユリを抱えるみいこんこんの姿もあるような気がするので、あるいは贈り物だったのかもしれない。誰からかはわからない。

子供心に、みいこんこんを聖母のようだと思ったかどうかもわからない。当時はカトリック系の幼稚園に通っていたはずだが、私は敬虔な感情というものから程遠い子供だった。ただ、白い百合を見るたびに、あの清らかで甘い香り、夏の夜の重い空気、白地の浴衣、みいこんこんの温かい手、それらが一体となって思い出される。

乳母さんは、どの人も1年以上はいなかったように思う。みいこんこんも、いつの間にかいなくなってしまった。年頃の娘さんだったし、故郷の岩手に帰って結婚でもしたのかもしれない。
母によれば、私はとてもみいこんこんに懐いていたというのに、その後の動向をまったく知らないのだ。きっと母に聞こうともしなかったのだろう。

子供なんて薄情なものである。いや、大人だって薄情だ。
私は、その昔、小学生ぐらいの頃に、
「この世には二度と会えない人ばっかりなのだ」
ということに気づいて大変憂鬱になった時期がある。学校の先生も、角のお店屋のおばちゃんも、昨日すれ違っただけの人たちも、たぶんいつかは「二度と会えなく」なるのだ。これは別に死の想念ではない。卒業とか、引越しとか、そういう物理的な理由でふと離れると、「会おう」という強烈な意志なしに、再会することはあまりない。ましてや道ですれ違っただけの「一期一会」まで含めると、「二度と会えない人」の数は膨大なものになるのではないか。
そう考えて、なぜか憂鬱になったのである。

いまではさすがにそこまで真剣には考えないが、ぼんやりと寂しい感情にとらわれることはある。しかしその次の瞬間に「ま、それも人生だ」と考えることのできる分厚い精神的皮膚も身につけているので、あまり応えない。
みいこんこんはどうしただろうなと思う。年齢から言ってもうおばあさんだろうな。母よりは若いのだから存命ではあるだろう。たぶん。母に言えば会えるかもしれない。だけど会ってどうするというあてもない。
私は恩知らずだなあと思う。そんな感情を抱く相手が、けっこういる。
でもきっとそれも人生なのだろう。


posted by ショコポチ at 10:50| Comment(10) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月01日

ビバ昭和歌謡その3

「懐かし物」のカテゴリーで記事を書いたら、そういえばこんな企画があったのだと思い出しました。(私にしては)怒涛の更新です。ネット躁鬱病かもしれません。
内容がややHさんとかぶってますが嬉しいです。連動企画とお考えください。前の記事はタルちゃんとかぶってましたが本当に偶然なんです。パクリじゃないんです。嬉しいです。それではGO。

今回は題して「大人を感じた昭和歌謡」。なんだか子供心にですね、そうゆうものを感じてしまった2曲です。



私は基本的に男女のデュエットソングというものが嫌いです。子供の頃は「馴れ合いが香るフケツな大人の世界」と感じましたし、今は「カラオケ狙い」と思います。しかし、これとか前回の「ナオミの夢」には、曲の良さに純粋に惹かれましたね。あ、ピーター&ケイトとかは別ですよ(そんなユニットあるのか)

つなき&みどりは(記憶だけで書くぞ)元ブルー・コメッツの三原綱木さんと奥様のみどりさんのデュオです。確かこの後離婚されたと思うのですが(どうでもいい情報でした)このときは仲良くアルバムも作ってらっしゃいます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000BY1LL/natukasisixyo-22/ref=nosim/

ほとんどが洋楽のカバーで、アレンジにもヒネリがありません(シカゴなんてそのまんま)。当時はそれが許されたんでしょう。洋楽のカバー自体珍しいことだったのかも。そのことからわかるように、結構本気で洋楽的な方向を目指したデュオだったのではないかと思います。Aメロに入る効果音はいただけませんが。バカ殿様が怒ったのかと思ってしまいます。

2曲目は、土曜の夜9時を彩ったあの名曲です。



『8時だよ!全員集合!』を見ているとそのままなだれこんでしまう大人の時間。健全なご家庭なら「子供はもう寝なさい!」と言って阻止されるのですが、うちは私一人だったので見放題でした。

この『キイハンター』にしても、後に続く『アイフル大作戦』にしても、実に大人の世界でした。前者はスパイ、後者は探偵という、当時の日本では大変非現実的な世界で、オトナな雰囲気の人々が繰り広げるハードボイルド・アクション。
とくに子供心にドキドキしたのは、野際陽子や小川真由美と丹波哲郎が醸し出す危うい雰囲気でしたね。恋愛関係という設定はまったくなかったように記憶しているのですが、なんか、「オトナのカンケイ」という気がして深淵を覗いた気になりました。今現在はオトナもいいところですが、こういうスリルとサスペンスは経験したことがありません。

それにしても、野際陽子(さんをつけたくなる)って今も昔もキレイですね。
posted by ショコポチ at 10:49| Comment(2) | 懐かし物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする